むかしのきもの写真館

着物を着る生活が普通だった、明治後期、大正、昭和初期から
戦前までの写真を集めてみました。

当時、写真を撮る事は、 七五三、婚礼、お見合写真、何かの
記念日が多く、 今のように、気軽な普段の生活シーンはありません。

戦火を免れ、ここに展示している写真は、ある家族の思い出でもあり、
また当時の社会風俗を知る、貴重な記録でもあります。

写真のご提供を快くお引き受け頂きました皆さま、
ありがとうございました。

世界でもっとも優れたテキスタイルである「和布」着物が、
現代の生活のなかで利用されなくなり、
その技術も途切れようとしています。
「昔きもの写真館」の展示が、「着物」をテキスタイルとして現代に蘇らせる、
ひとつのきっかけとなることを願います。

かつて「着物」は漆や陶芸などとともに、美術工芸品として、
ウィーン万博(1873)、 パリ万博(1900)に展示されました。
それらは当時のヨーロッパの美術、 工芸品などに
大きな影響を与えました。
アールヌーヴォー、アールデコは、こうしたジャポニズムの
大きな影響を受け、 誕生したことはよく知られています。
そして、アールヌーヴォー、アールデコは、逆輸入のかたちで
日本にもたらされ、 着物の柄などにも取り入れられるようになりました。
そんな歴史も知っていただきたいと思います。

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